レディース・メンズの境界線がない洋服。
日本でいうとちゃんちゃんこや半纏。私はそんな雰囲気に見えました。
一瞬で気に入ると、後はその機能性やポスタルコらしい着眼点に笑いが出ました。
アウターを着ても動きやすいように、自転車に乗った時にも腕の動きが制限されないように
後側に大胆なタックが作られていますし、腕付きも半回転されていて肘も曲げやすく
中綿入りのアウターを着ているような肩凝るものが一切ありません。
そして、その中綿を聞くと、ウールをシート状にしたものを一緒に縫い合わせていて
暖かくもあり、吸湿もする素材を選定しています。ウールはアルプスで育った
ヨーロッパウールを使用しているそうです。これも寝具の素材にそっくりです。
中綿のアウターを布団屋が扱うべきか悩んだのですが、デザイナーのマイクが
「これは布団から発想したんだよ」と言った言葉に背中を押されました。
世界の都市部から見ると、そもそも気温が低くない日本の冬はどちらかというと
湿気が高いことが問題であって、湿気を通さないナイロン生地のダウンウエアは
向かないのではないか?と考えていますし、元来、麻と絹だけを着物として纏っていた
日本の人たちにとっては、このくらいがちょうど良いのだと思っています。
またシャツをあわせてもノーカラーになっているので、かっちり感もなく
それでいて都会的なタウンウェアという中に収まっています。
着心地としては厚手のニットなどを着てもその上から着ることができるし、
寒い地方でなければ薄手のものを2、3枚を挟んでいれば余裕の暖かさです。
そしてちょっと嬉しかったのはポケットの裏地です。
コットンネルが貼ってあって、暖かい使用になっているのです。
撥水加工やウィンドストッパーとしての機能だけでなく、
オーバースペックになりすぎない街歩きにちょうど良いアウター。
新しい着眼点でポスタルコにしかないものを作ったのだなと感じました。
来年以降もできれば続けていきたいアウターになりました。
日本製
color Black
表地 コットン 52%
ナイロン 48%
裏地 コットン 100%
中綿 ウール 100%
ケア方法
・クリーニングは専門店に出してください。ご家庭での洗濯はできません。
・塩素系及び酸素系漂白剤は使用できません。
・タンブラー乾燥はできません。
・汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをしてください。
・アイロン仕上げはできません。
・ウェットクリーニングはできません。
「人はどういった行動からどの様に使うのだろう。」
そこからデザインをスタートし、プラスしていく事ではなく
使う方だけがいつか気付くような仕掛けがより目立たないように、
より自然にデザインされている気がします。
一見普遍的に見えるが、変わらないように変わっていく
その控えめな美しさと強い意志を同時に持ち歩くという事も良いのかも知れません。
No.84147RF
M 後着丈: 72.5cm 身幅: 70.0cm 裄丈: 87.0cm
L 後着丈: 75.5cm 身幅: 74.5cm 裄丈: 89.0cm
撮影サイズ
女性 M着用
男性 L着用
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