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2020/11/13 13:41

当店も2年目の冬に入り、少しづつですが

この様な世情においても寝具ご相談のお話をいただく事が
件数として増えてきています。
とてもありがたい事で、非常に感謝しております。



その中でHPの価格についてお知らせがあります。
一部商品で価格をHP上に出せないものが出てきました。。

他店さんより当店が安く売っている商品があるので
その価格を出さないで欲しいというものでした。

恐らくですが一般的なふとん屋さんでは
商品の価格がしっかり乗っているHPを作っている店舗の方が珍しく、
店頭に行って初めて分かると言うのがある種、布団屋の常識なのかもしれません。

ある程度の価格感や事前にご予算の確認をして来店したいという方も
あると思い、全ての商品に当店の寝具は正規の価格表示を心がけております。
自分が覚えられないという側面もありますが 笑

ただこれが当たり前だと思って運営しているので
こんな事を言うほどの事でもないと思うのですが、
当店は適性価格を守り、生産現場圧迫防止の為、
無理な値引きや通常流通品のセールなどは行っておりません。

メーカーさんと協議した上で出てきた生産コストに
適正な利益を乗せた希望価格そのままを守っています。
本来は法外にお安い商品は当店にはないはずなのです。

「どういう事??」

と思われる方もあるでしょうが、
寝具は特殊な業界で、今でも往々にして2重価格や
利益上乗せして高額販売するという行為がまかり通っています。

私のもともと所属していた企業でもありましたし、
メーカーさんを巻き込んでそれを行っているケースもあり
今まで見てきた方の中にはこういった高額商品を販売する事が
やり甲斐になっていらっしゃる方もいらっしゃいます。

具体的に話すと布団、宝石、着物などの業界には多いのだと思いますが
街のお布団屋さんには未だに通常商品のタグに
2重線でしっかり元価格が消してあり、その下お安い価格が出ているものが存在します。
初めからその表示価格が正しいお値段。という場合があります。
このようなことは明らかにルール違反のケースです。

決して誤解していただきたくないのは
そういう方、ケースもあるというだけで、
全てがそうであるという訳ではないです。

なぜそんな事が起こるかというと、この業界は小売店が強い業界なのです。
これは私がアパレルの業界から入ったので異様に感じている事もあります。


これは想像の域ですが、昔の時代から続く商売の感覚の中では
今までお互いに損得感情なしに「いーよいーよ」で通っていたものが
現代になって当たり前の風習となり、
小売店が主導権を握っていく背景が出来てきたのだと思います。

勝手ですが、婚礼布団が当たり前の様にバンバン売れていた時代を
体感している世代の方にはその割合が非常に多いと思っていますが、
どの布団屋も昔ほど儲かっている訳ではないので
どこかでその利益を埋めなくてはいけないという発想に
なるのだと思いますが、、、非常に残念な事です。

今でもお近くにお住いの方でふらっとお越しいただくご年配方の中には
騙されるんじゃないかと怯えながらお話をされている方もいらっしゃいます。

こういった現状を変えるために選んだ道だったはずなのですが、、
結果は巻き込まれてしまうのだと先日落胆してしまいました。



決して大きく批判をしている訳ではないのですが、
嫌な顔をされる方がいらっしゃる事もいらっしゃると思います。

大変気分を害される方がいらっしゃるのも分かりますが、
私たちが命尽きた後も正しい寝具とそれを製造する生産者が
ともに生き続ける可能性を残す活動だと思っています。

「自分たちが生きている時間だけが良ければいい」という時代は
高度経済成長を遂げた昭和で終わったのだと思っています。

これからの時代はこれを渡された我々の世代に続く次世代に
「贈与」する時代にシフトしていくべきです。

それでなくてはいつか「本当の寝具」に期待してくれる方がいなくなってしまいます。
今でもその危機は進行しているのです。

長期耐久消耗品で嗜好品でもあるジャンルなので
売れる機会が少ない商品だというのも分かります。
なるべく高額商品を売りたいという気持ちも分からなくはないのですが、
全てにおいて適性を超えてはバランスが取れなくなってしまいます。

多少お話は脱線しますが、、
先日ある遠方の同業の大先輩からこんな言葉をいただきました。

「今日も世界平和のために頑張りましょう」

と。


その言葉を読んだ瞬間に
ぱぁっと全てにリンクし、無限に広がった感覚がありました。
それは世界に。それ以上に。

「そうだ、私の仕事は世界平和に繋がっているのだ」

と気づくことができました。
その可能性は無限だと気付くことができました。

「たくさん寝て質のいい睡眠をとる。」→「ストレスが軽減する。」→「平和的な方が増える。」

かなり楽観的な考えなのかもしれませんが、
今後私はこの活動を「Bedding Liberation Front」と題し
寝具解放のために活動していく事を再度強く誓い、
協力いただける仲間たちと未知の道を行きます。

結果なんだった?
と言われればそれまでですが、
こんな状況を抱える他業界の方もいらっしゃると思います。
私には世界を変えることはできませんが、
おそらく自ら手の届く範囲のことは今日から変えられるはずなのです。

可能性にかける活動をされている方。
今日も世界平和にために!