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2020/12/22 18:24

先日古巣でのイベントを終え、懐かしい方々のお顔を拝見でき、
今年1年の悶々としていた後向きな気持ちなども全て
解毒できたような感覚になりました。

スタートアップという事もあり、1年未満で迎えた
4月、5月は経営的にきつかった時期もあったので
本当に辞めてしまった方がいいのではないかと
柄になく2日間くらいは絶望的になったりしていました。



しかし、いつも人の持つパワーに助けられています。
地域コミュニティーやご来店いただく方々に支えられて
今年も年末を迎える事ができました。

またイベント開催中はこんな時期にもかかわらず
ご来店いただいた沢山の方々にご挨拶しかできないタイミングもあり、
失礼もあったかもしれませんがとにかく楽しかったです。
本当にありがとうございました!

こんな2020年の締め括りにしていただけた
Ordinaryオーナー夫妻、スタッフの方々。
また多大なご協力をいただいたメーカーの方々。
本当にありがとうございました。

2021年、新しい時代に突入する幸先のいいタイミングで
お声をかけていただき、人とご縁に恵まれた人生を歩んでいます。
いつか恩返しできるように私自身、また店舗も成長しなければいけません。





ついては「感覚を鋭くしておくこと」

2021年もそれを勉強する旅に出ようと思います。
こんな時世ですので国内を全て自走で。陸路で行きます。

今年初め伺った「東北」にもう一度行こうと思います。

目的地は山形。土門拳記念館とその先にある本州最北端。
大間崎まで行ければいいなと思っていますが、
今シーズンは生憎の大雪の年。
今年のそれとは全く違う旅になりそうですので
どこまでたどり着けるかは私にも分かりません。



土門拳と親交のあった建築家の谷口吉郎。
その子息である吉生氏が記念館の建築を担当していて
私の住む豊田の地にも豊田市美術館において設計を担当されています。
親交の深かったイサム・ノグチの作品もあるようです。

建築もそうですが、私の生まれた町広島。
土門が戦後熱心にフィルムに収めた
原爆投下後のヒロシマを見てみたいということも。
感触が感じられるほどの仏像の写真も。
全てが繋がって今回の旅の目的としました。



今まで見えない感覚を信じ、言葉にはできない一種、
職人や表現者だけが味わえるその曖昧な感覚。

そんなものがあるのではないかと感じたのは
職人が言葉少なに語る会話の裏にフックのように引っかかる
「揺るがぬ自信」が誰しもにあったからだと思います。

私はまだそうかもしれませんが、慢心や自慢ではない
「何かを信じる強さ」に惹かれたんだと思います。

その自信の根源を知りたいと思い始めたのは
当事者の方と触れ合うようになってからでした。



目で見えないものを信じる。
手で触り、心で感じる感覚を信じる。
これは今の世にはそぐわないのかもしれませんね。



話は変わりますが、人間は誰しも「知識の欲求」というものを持っています。
動物と何が違うのかといえば放っておいても学習する生き物です。
おそらく私の場合、「人間の生活」というところに強い執着がある気がします。
その延長の寝具屋です 笑

職人の皆さんはそれをやらされる訳ではなく、
とにかく知の欲求に沿って継続させ続けたという延長線上に
「信じる何か=自信」を持っているのではと仮定しています。

言い方に語弊があるかもしれませんが、
根源的な欲求に素直で、子供じみていて
熱心にこれを継続できる人。という方が多い気がしています。


私は工場・農場に出向き、生産者と触れ合う度に
もう一つ気を付けていたことがあります。
行った街やお世話になる宿の周りを仕事の後に
1時間ほど歩いて「散策すること」でした。

海外では気付くと1日20〜30kmほど歩いていましたし、
歩くことが苦ではないので、とにかく気になる地域に
行ってみて地図も見ずに歩くということが習慣化されています。

その土地の博物館、資料館、美術館に行くことや、
建築を見たり、その土地の風土や歴史、その土地に住む人の暮らしなど。
一瞬で全てを理解することはできないと思うのですが、
とにかく「知る」ということを意味を求めず続けてきました。

「知る」事が「想像」を生み、
新しい「感覚」を生み出す原動力になる事を信じています。
そして各地域の風土を知り、想像する事から本当の意味で
日本の環境に合う、日本人の体に合う寝具を知りたいと強く思っています。

現状ではこんな未来が来るとは予想もできなかった状態になっていますが、
それでも前に進み、インプットとアウトプットを続けなくてはいけないと感じています。

ご批判もあるかもしれませんが、
それが旅をする理由だと感じています。




今回は先日イベントで一緒にユニットを組んだ
soke studioの今井大輔氏と一緒に旅に出ます。
*来年2月に1〜2週間ほどお休みをいただこうかと思っています。

寝具が収まる建築や、それに合わせる家具ということでも
当店にとって「建築」「デザイン」とは大きな意味を持っています。
建築家である彼からもまた大きな何かを貰えるのではないかと
勝手に期待をしています。


*今井氏が過去に担当した物件

また関東、北陸、東北でお邪魔できる都市にはお邪魔しようと思っていますし、
今年のいわきや盛岡の納品の様に途中下車で納品設置も可能です。
その場合、同行する建築家は当店のアルバイトしてしっかり機能します 笑

まだ詳細時期もルートも決まっておらず、呼んでいただけた地域にお邪魔しますので
アトマダ寝具店の巡業ツアーにご興味がある方はお気軽にご連絡ください。
恐らく関東・北陸・東北の方面になると思います。

オーダー枕一つでも作成にお伺いします。

変わらずZOOMを通した寝具相談や、睡眠改善に向けた
オンライン相談なども行っております。
ご希望の方はHP内のオンライン予約よりご予約くださいませ。

本年はヨーロッパ買い付けから始まり、
その後コロナの影響で2ヶ月ほどの営業自粛。
それに伴う打撃。やはり頼りにならない日本政府。笑
やはり地域コミュニティーの素晴らしさと
人が成す優しさに何度も助けていただきました。
また自粛中は選書していただいた本を沢山読む事ができ、
独り立ちして「気付き」を多く学べた1年でした。



また2020も終わりではないですが、
おそらく最後のブログアップになりますので
ここで年末のご挨拶に代えさせていただきます。
皆様本当にありがとうございました。

また引き続き「継続する」という事がどれだけ難しい事か。
20年続けた店舗のイベントに参加して、
その厳しさがより浮き彫りになった気がします。
私もこれと勝負し2年目から3年目にむけて向き合っていきたいと思います。



そして2019年、20年でスタートアップした企業の方々。
同じ様に思うことは沢山あるかもしれませんが、できることは一つです!
今を耐え忍び、新しい時代に飛躍できる準備です。

2021年は「ゲストハウスを作る!」
をテーマに活動します。

本当の睡眠を体験出来る宿泊施設。
それにはロケーションやコンテンツも問題が山積で
当然ながら資金も必要になります。

どうするべきなのか、各プロに相談しながら
来たるべきその日まで行動し続けようと思います。
目標は掲げて初めて意味をなすものという事から
まず目標を掲げましたので、有言実行できるよう邁進いたします。

それでは皆様よい年末年始をお過ごし下さい。
各方面でお忙しい方もいらっしゃると思いますが、
お家でほっとする瞬間が少しでもできるよう勝手ながら願っております。