紙媒体の情報誌は広告無くしては成り立たなくなってきており、
売れている雑誌でも広告記事の様なものが当たり前になりつつあります。
プラスして物質に囚われなくてもいいという価値観が広がっていますし、
欲しい情報だけを取れればデジタルでいいという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、年代のせいか若い時分にどうしても欲しかった海外の雑誌を
やっと手にできた時の喜びや、その雑誌の紙の質感やインクの匂い。
家に持ち帰るまでのルンルンしている時間のこと。
これは今でも記憶の中に残っています。
その中にあるコンテンツも掲載物の利益を意図して作成されたものではなく
街中をぶらぶら歩く様なもので、わざとゆっくり歩かなくては見えないものあります。
一種偶然性のようなものを感じさせる紙面に心ときめかせていた時のことを思い出したりします。
下記は
Subsequenceより転記します。
『Subsequence』のタグラインは「Arts & Crafts for the Age of Eclectic」。
意味は「”折衷”時代のアーツ&クラフツ」といったところでしょうか。
世代/性別/人種/国籍その他にとらわれることなく、
世界中の工芸と文化にまつわるトピックを幅広く取り上げ、
また編集制作にも国内外の方々にスタッフとして参加していただく実験的なプロジェクトです。
未だ知られざる新鮮なネタ、オリジナルな切り口をモットーに、
まさしくその仕事を愛する職人が工芸品を作り上げるような、
丁寧な誌面づくりを心がけています。読者ターゲットはありません。
創造的な人生、文化的な暮らしに興味を持つすべての方々に向けてお届けします。
近年、久しく忘れていたような、じっくりと、かつ気ままに
未知の世界を彷徨い歩くような読書の楽しみを提供できたら。
マイペースに刊行を続けます。ご期待くださいませ。
volume 04
2021-1st
*年2回発刊です。
日英バイリンガル
260 × 372mm 156P
別冊付録 A4サイズ 24P
今号は特別付録として、スタイリスト、スティーブン・マンのディレクションによる
24ページに及ぶスペシャルファッションストーリーの別冊付きでお届けします。
4号のテーマは「Small Talk」。気の会う相手との何気ない会話や気軽なおしゃべりを楽しむ、
そんなたわいもない時間の大切さに改めて目を向けたいと考えました。
巻頭エッセイは、西加奈子(作家)、モニカ・カウェッキ(編集者)、
高城晶平(ミュージシャン)、大森克己(写真家)らが執筆。
特集『三つの雑談』では、森啓子(ドキュメンタリーディレクター)+山田紗子(建築家)、
キャスリーン・ライリー(アーティスト、金属工芸家)+白鳥みのり(玉川堂店長)、
ピコ・アイヤー(作家)+永井佳子(キュレーター)ら関係や共通点など
さまざまな3組が登場。テーマなしの気ままなフリートークを収録。
その他、〈visvim〉中村ヒロキのインタビューや、
約100年にわたる歴史を誇るスウェーデンの伝説的インテリアショップ
「スヴェンスク・テン」の知られざる歴史を辿るレポート、
兵庫県・赤穂市に伝わる幻の工芸「赤穂緞通」についての取材記事なども。
第4号の内容
エッセイ
西加奈子/モニカ・カウェッキ/高城晶平/大森克己
特集 三つの雑談
森啓子+山田紗子/キャスリーン・ライリー+白鳥みのり/ピコ・アイヤー+永井佳子
その他コンテンツ
40年越しのマリア/「スヴェンスク・テン」が残してきたもの/幻の赤穂段通に魅せられて/
ラビット・スクーターを蘇らせる。/失われつつある、ニッポンのアナログ写真術について。/
中村ヒロキとの雑談
別冊付録
This is the Life (visvim WMV Spring and Summer 2021) /
スタイリング:スティーブン・マン、写真:サミュエル・ブラッドリー
参加クリエイター
坂口恭平/坂口アオ/アレクサンダー・ロータースタイン/ジェリー鵜飼/
タマラ・ショプシン/石塚元太良/ナカバン/鶴見昂/中村ヒロキ/中村ケルシー 他
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