• shopping cart

2020/05/28 10:00

久々にこう言った「睡眠」についてのブログが書けるようになってきたので
またお役に立つ情報を少しづつお話しししていこうと思います。
コロナの事もあってタイムリーかなっと思ったのでこのテーマで書きます。

睡眠と体温について。

寝具の世界では「頭寒足熱」というワードが出てきたり
以前からお話ししている寝具内の気温・湿度の「寝床内気候」なるワード。
私たち寝具業界は温度や湿度、体温に関わるデータもとても大事にしています。
全ては熟睡していただき、すっきりとした朝を迎え
活動的な1日になる事を願っているためです。



ただ睡眠を司る「脳」の働きについては未だ謎が多く、
はっきりと分かっているものが少ないこともあり
結構いろんなところで好き勝手書いてあるものも多いので、
その一つとして聞いていただければいいかなと思っています。
あまりガチガチに睡眠の事を考えても悪影響なので
「まぁそんな話もあるよね」くらいのスタンスがいいかと思います。

あまりネガティブな方向性でお話ししたくないので
「こういう寝具を使ってませんか?」とか
「こんな生活習慣していませんか?」とか
不安を掻き立てるようなものに終始するようなブログは避けています。

ただ何かわかりやすい対象があってそこに対比させる
話の仕方の方が分かり易いので、結果的にはそうお話しするのですが。。笑

さて・・・
子供が眠くなるとなぜ体温が高くなるかご存じでしょうか?
寝汗でべったり濡れたりする事もありますし、
そんな状況でも入眠まで1分とかからない子もたくさんいますよね。

子供は回復や細胞の活性能力が非常に高く、
中でも寝る能力。ここでは「熟睡力」という言葉を使いますが
その力がかなり強いと言えます。
一度寝たら朝まで起きない。うーん・・・若さとは素晴らしい事です!



逆に加齢とともに寝る時間が早くなったり、
起きる時も日の光が差さない内から目覚めたりと
体内時計の調整能力だけでなく、熟睡する力も弱まっていくのです。
これは人間の持っている宿命なので仕方のない事です。

近年では睡眠導入剤や熟睡に効果のある食品のCMなど
増えてきているように思います。やはり潜在的なニーズとして
「熟睡できていない」という方が多いのだと思います。

私は無理に寝る事がいい事だと思っていないので
どうしても寝れないという方は「焦らずに眠くなるまで待つ」
眠くなるまでは寝室に行かない。
というのがいい方法だと思っています。

ただ私は寝具屋ですので寝具環境を変えるというのも一つなのですが。
ただ今回は寝具を変えずとも、もっと簡単に熟睡力を上げるためには・・・
という視点で下記の3つの項目を挙げます。

①朝起きる時に日の光を浴びるようにする。

②寝室に入ったら寝る以外の行動は避ける。

③起きる時間を決める。

睡眠サイクルの定着化を図っていくだけでも
効果のある事だと思っています。
①でよく聞くのは寝室に遮光性のカーテンを導入されていないか?
という事です。

夜勤などがあり生活サイクルが不安定な方は
多少なり仕方のない事だと思いますが、
その他の方であるのであれば寝室で遮光性のカーテンは避けましょう。

夜明けとともに少しつづ明るくなり睡眠から覚めていくというのが
人間の持っている本来の機能になります。
遮光性でなくともできれば少しだけカーテンを開けておき
レースカーテンだけにしておくなどの工夫も効果があります。



そして大問題は②でしょう。。
私もやってしまいがちなのですが「携帯」です。
この事については多くの方が罪悪感を抱えていますからあまり多くは言いませんが
ネットサーフィンやリサーチなどは寝る前までに済ませておきましょう。

③これも重要な事です。
朝、光を浴びる事は体内時計をリセットする能力がありますが
起きなければ何の意味もありません。。

2度寝、3度寝などお好きな方もいらっしゃるかと思いますが
絶対やめられないという方は寝具を変えましょう!
おそらく睡眠環境が整っていません。

上記の3つはすでにそんな事は知っているよ!と言われる方も
多いと思いますので先に進むと。

ただそれでも寝れないという方には・・・
「体温のコントロール」をお勧めしています。



始めに話をした子供の入眠時、体温が上昇するという機能の事です。
彼らが眠いとなぜ体温が上昇するのかというと、
簡単に言えば体温を冷ましています。しかも体の内部です。
それは専門的には「深部体温」といわれるものです。

深部体温は表面温度より1℃ほど高く、人により違いは出ますが
36.5℃〜37.5℃の辺りを変動なく推移していると言われています。
簡単にいうと血液の流れが集まる場所。
内臓や脳にあたる部分の温度が深部体温だと
思っていただければ正解に近いと思います。

熟睡にはこの深部体温を自然に下げる事が重要と言われています。
睡眠時には深部体温が下がっていくことで眠りが深くなります。
そう考えると「熟睡」という状態を作り出す条件には体温が関わっているということです。
脳や内臓をクールダウンし、緊張状態から解放する準備が必要になるためです。

人間は暗くなってくると睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」が分泌されます。
これが下記の「眠気」というグラフに置き換わっていますね。


その他にも・・・
店頭での寝具カウンセリングの際にはよくお聞きする事ですが
「冷え性」の症状がある方には不眠の方が多い傾向にあります。

手足の温度が元々低く、深部体温の上下動の作用が弱いために
眠気が得られにくいというデータがすでに出ています。
これを見られた中に「私も?」と思われる方もあると思いますが、
そういった方にオススメなのはある日常的な行動です。

恒常性という機能を人間の体が持っているので
深部体温を変動させないという能力を備えています。
生活のサイクルの中で唯一その体温が上がる時。

それは「お風呂」です。



15分間40℃お風呂に入浴した際に
深部体温は約0.5℃上がると言われています。
それが冷めない内にベッドに入ってしまうと体温が冷めきらず
眠気はやってきにくい環境になってしまいます。

そういう方には「90分の湯冷し時間」を置いていただきたいのです。

長い入浴や熱いお風呂に入られる方であれば約120分です。
そう考えると寝るまでの行動をおおよそ決めておく必要も出てきますし、
その間に読書や携帯のチェックタイムとしていただければ
丁度いい湯冷しタイムとなる訳です。

寝る前にそんな時間はもったいないという日には
シャワーだけにしておくというのも有効な手だと思いますが、
お風呂に入るほどの体温差が作りだせる訳ではないので
熟睡度というのは入浴と比べやはり劣ってしまいます。
しっかり眠りたいときほど入浴するという行動は
理にかなっている訳です。



話は変わりますが、日本には元々「未病」という考え方があり、
元々は東洋医学から来たものだと思いますが、
体の免疫能力を上げて未然に病気を防ぐというものがあります。

元々深部体温が高い方は免疫能力が高く、
病気になりにくいというデータも出ています。

「がん」は現代の死亡リスクの中で皆様の知っての通りですが、
実はがん細胞は1日に体内で約5000個もできていると言われています。
白血球はウィルスや細菌だけでなくがん細胞にもアタックします。
ただ白血球の働きが弱い方、つまりは深部体温の低い方はそのリスクが高まり、
スルーさせたがん細胞が1つが2つ、2つが4つにと倍々に
増えていきいずれは腫瘍になってしまうという事になります。

特にこの50年で日本人の平均体温は0.7℃も下がっています。
「未病」との考えとは全く違う結果になっていますね。。

なぜか・・・

大きな原因は筋力の低下です。
「歩く・動く」という仕事をされている方が減っています。
以前もここで書きましたが、職業に変化が現れているのは確かですし、
ライフスタイルの変化で運動をしない方が劇的に増えているのだと思っています。
これも便利の裏側に隠れた現代システムの起こした副産物だと考えます。

普段店頭でオーダー枕を作成する際には必ず寝返りを見て
その方の筋肉の動きなどを見ながら枕に反映するのですが
眠りに不満を感じる方の中では体が硬い方も多いです。



特に腰痛などをお持ちの方に多いのですが
筋肉の減少だけでなく、硬直もプラスされると普段の生活で使う筋肉も
可動域が狭くなってしまうため鍛えられにくく、筋バランスも崩しかねません。
運動が苦手な方は特にストレッチに力を入れていただくと良いと思います。

プラスして言うとストレスというのも
実は筋力と大きな関係性を持っています。

最大の熱発生装置でもある筋肉ですが、
多様なストレスで減少することもあります。
基礎代謝が下がると脂肪が付きやすくなります。
脂肪から悪玉コレステロールが分泌されますから
おおよそ現代病というものは筋力の低下からきている事が分かります。

ストレス・・・これは何者でしょうか・・・
このテーマも大きいのでいつか別に書きます。

我々寝具専門店が50年ほどをかけ華美な寝具から
機能的な寝具に業態変更しているのは必ずその流れを受けていますし、
寝るための寝具というものがようやく日本にも入るようになってきています。

元来ほとんどの方が使用していた和布団の上では
否応なしにも寝られなくなったというのが現代日本人です。
それほどに筋力の低下が見られるのだと思います。

加齢に伴う体力の衰えや目に見えて分かる若さの減退というのは
どうしてもやって来るものですし、
死なない人間や、衰えない人間は誰一人といない訳です。
その中でどうやって日々を過ごしていくかという事にも
焦点を当ててもいいのかも知れません。

ここまでの事は日中起きているだけの間の事だけではなく、
深部体温については寝ている間にも同じ事が言えます。
睡眠中の深部体温を適温まで上げてあげる事で
人間の持っている免疫能力をアップさせる事もできます。

体温低下には「寝冷え」が関係してくるので汗を素早く吸収する寝具や
体温を体中に運ぶ血液の血行を阻害しない、寝返りを促進する寝具。
「美容や健康」などにも実は大きな役割を持っている訳です。

「睡眠」というのは人間の人生の中でも
どうしても舞台裏になってしまいがち。。

かわいい・かっこいい洋服や靴。
時計やアクセサリーの様に持ち歩く事はできませんし、
寝ている姿を自らポストするユーチューバーや
インスタグラマーはおそらくいません。
需要がないところには供給は自然発生しないという事です。
つまり多くは起きて生活する意識の中に「興味」があるのです。

反して寝具は「内面世界」の話ですから
最近私は禅の理念に通づるのでは・・・
とも思い始めています。

ただどうしても寝具の売り方は一辺倒で、
分かりやすく言うと、、
「起きている際の感覚」に訴えかけています。

寝ている間に使うはずの寝具なのに
寝ている最中に感じる事はどうでもよく、二の次なのです。

前にも書きましたが高反発・低反発とか・・・・果てには
ベッドの上で飛んだり跳ねたりしてもワインがこぼれませんとか 笑
ほんとどうでもいいです。

寝ている間に飛んだり跳ねたりする方がいれば迷わず
寝具は買わなくていいので病院に行ってくださいと言います!

ユーザーに分かりやすいのが親切だと思うのですが、
それは全く何の優しさでもなくメーカーのマスターベーションです。

詳しくは過去のブログを読んでいただきたいのですが
健康に良さそうにパッケージングしてあるだけで
他業態でも目立つ商品は真の目的とは
全くかけ離れた商品が非常に多いのがネックです。

またこんな事を書き出すと止まらなくなるのでそろそろやめておきます。笑

日常の中にも知らない事や隠れている事を発掘し、
今後も「一人一人が活き活きして毎日を過ごせる」
ストレスレスな社会になるように。
少しでも寄与できればと思います。


全く関係ないのですが最近「社会貢献」という言葉の意味を考えます。
私はその意味で寝具屋を選んだのですが、私一人の範疇を超えるものを
あえてこの場所に作ってこなかったのです。
能力を超えた乗り物を作った時にそれ自体が私のストレスになってしまったり
普通免許で乗りこなせなかった時のリスクを考えたのだと思います。
最近その事が気になり始めています。

ここ数日で「リモート飲み」まで行かずとも
会って話ができない環境の中で人生の先輩方を誘い、
ネット上で会話をするという事を意図的にやってみたのですが。
結果だけ話すとこれは結構良かった!

最初はちょっと躊躇していたところもあったのですが、
相手を目の前においていないので直球な質問ができます。
女性には分かりにくいかもしれませんが、
大先輩の内角を抉ってきわどいボールを笑顔で投げることができます。
これはほんといいツールです 笑

あるイベントを一緒に参加をする予定だった
先輩方と夜中までお話ししたのですが・・・

「人を雇うとはどういうことか」を聞きました。
理解度を超えた答えもあり、明確なものは掴めなかったのですが、、
はやり「ヒトが好き」ということに終始している気がします。

その時に少し考えましたが、もしこの店舗と同じものをやってみたい
という若者が現れた時。(勝手にすごくポジティブです 笑)
その準備だけはしておかなくてはいけないと強く思いました。

お客様という正面だけでなく、側面や背面。
更には3Dであれば上下も??
他方に目を向けた店舗の作り方。
今回のフリースペースはそういったことも少し考えてのことだったので
妙につながっている感覚になった一瞬でした。

リモート・・・
リモート寝具相談でもやってみようかな・・・なんて。
リモート自宅待機寝具相談員。。。
これって店なくてもいい??
いやいや!!店はあった方がいい!

ようやく店舗を再開できるようになって
今はかなりポジティブモードです。
6月2日(火)から店舗を開けますので
また店頭でお会いしましょう。

それでは皆さま本日もいい眠りを!